出張封印・再々委託

 

 ネットで気に入った中古車を買う。そのお店は大阪店。お客は東京在住。

大阪の中古車販売店は、大阪の行政書士にナンバーの封印依頼。大阪の行政書士は、東京の丁種会員行政書士に再々委託。

東京の行政書士は、自動車登録の手続きを代行。大阪から送られてくる書類は、


① 確約書2通 (行政書士間の取り交わし書)

② 新所有者の車庫証明書(送られてこなければ委任状。東京で管轄の警察署で申請して入手する。車庫証明がないと新たなナンバーの申請ができない。申請必要書類なので)

③ 現ナンバープレート(前持ち主の大阪のナンバーを外して、東京の陸運局へ提出する必要がある)

④ 譲渡証明書(車両の売買契約書、実印押印が必要)

⓹ 新旧所有者の委任状 (実印押印が必要)

⑥ 新旧所有者の印鑑証明書 (↑の2つの書類に実印で処理しないと、認印で簡単に偽造できて不当に売れてしまう)

⑦ 車検証 (有効期限内のもの)

 東京の行政書士が陸運局に申請して、新ナンバーと封印と名義変更した車検証を受け取る。そして、大阪の行政書士に送る。

 大阪の行政書士は、大阪店の購入車両にナンバー、封印を取り付ける。車体番号と新しく取り付けたナンバーに士票を添えてそれぞれ写真を撮る。そして新車検証を渡して、東京の持ち主は、大阪に取りに行って、乗って東京に帰れる。また陸送で、東京に着いたその日から乗ることができる。(自賠責や任意保険、自動車税関係は、通常、中古自動車販売会社が手続きをしてくれる。)

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