月刊日本行政7月号(知識不足で・・・)

 

行政書士に送られてくる月刊誌。処分された行政書士が掲載されている。処分に至った経緯と処分内容。建設業許可の代行申請を請負、全体的に知識不足とその他の理由で仕事をしなかったようだ。全体的に知識不足。手引きを読めても、読み解けなかったのかな?読めても、内容がわからないなら、やりようがない。ただ、熱意を持って土木事務所に通い職員さんに教えを乞えば、申請まで辿りつけるはず。あと登記申請を引き受けては一線を越えてる。登記は司法書士、許認可は行政書士、ケンカするなら弁護士と言われる。

まず建設業とは?どういうふうに人、モノ、お金が動いていくのか?とこの本を読んだが、この本は建設業の解説本であった。建設業許可の前提知識としては、よく学べる。

この本は、「基本がわかる」と書いてある通り、基本がよく書かれている。

この本は、広く浅く書かれている。

この本は、全体的な流れを俯瞰できる。

この本は、基礎的な事を知っている前提で書かれている。最初に読むには難易度が高い。行政書士向けの本だと思う。

この本は、表と条文が多く、参考法令を200ページ以上掲載してある。資格一覧表も長く、とても読みにくかった。全体像を理解した人向け。

この本は、良書。著者の経験の深さが本の内容に滲み出ている。

なぜ建設業許可が必要か?から始まる疑問が沢山掲載されている。濃い内容。

この本は、建設業許可の先の話。公共事業の受注には、経審を受けなくてはならない。たいていの行政書士は、経審の点数をより高くより高くと提案しがちだが、それではズレている。狙う地域の公共事業を落札するには、経審に何点必要か?というゴールから考えて、今何をすべきか?を考えましょうという内容。

 工事で出た廃棄物をどうするか?許可を受けて処分場まで運ばないといけない。この産廃の許可には、運ぶにも必要。トラックに表記して・・・とにかく許可には、講習を受ける事。講習を受けて許可への手続きが進められる。

辞書みたいな本。わからない事があったら引く感じ。全部は読んでいない。

千葉県の手引き。ホームページからダウンロード。138ページ。

東京都の手引き。113ページ。処分を受けた行政書士は埼玉。東京都と埼玉は、千葉に比べ建設業許可の運用が厳しい。経管と専技の経験は、5年、10年だが、千葉は、1年1件の工事記録で証明できる。しかし、東京、埼玉は、3か月に1件、すなわち1年に4件(3か月ごと)という縛りがあって、5年、10年で済まなくなる蓋然性がある。そこで、他の工事を許可申請の工事に付け替えるとか行政書士の付加価値であるが、知識不足で職員さんに聞く気もなければ、頼む意味がない。

静岡の手引き。276ページ。千葉の手引きの倍。とても詳しく書いてあって、実をいうと他の参考書はいらない。この手引きはとても親切で貴重。

経管と専技の証明を工事書類で行う事が一番の難関。

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